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dazgen.com Face Transfer 2 顔写真1枚から3Dキャラクターを作成

Face Transfer 2の始め方|顔写真1枚から好みの3Dキャラを作る

DAZ Studioに標準搭載されている「Face Transfer 2」を使い、顔写真1枚からGenesis 9ベースモデルを好みの3Dキャラクターに変身させる方法を紹介します。

Genesis 9ベースモデルは男女兼用でデフォールトは男性体型なので、デジタル美少女向けにベースモデルを変身させる身体パラメーターの設定変更は、以下の記事で紹介しています。

顔写真を用意する

Pinterestサイトなどで好みの顔写真を検索しダウンロードします。

Face Transfer 2で良好な結果を得るには、一言で言うと「証明写真」のように「正面」「無背景」「無表情」「前髪無し」「耳が露出」などが好ましいので、その点を考慮して探します。

今回は以下の写真を元画像として用意しました。

Face Transfer 2用顔写真のオリジナル画像

DAZ Studioで使うのに便利なように、DAZ StudioのWINE環境下のユーザーフォルダー(私の場合は「kirayan」)下の「Pictures」に「FaceTransfer2」フォルダーを作成し、そこに顔写真画像をコピーしておきます。

DAZ StudioのWINE環境下のユーザーフォルダー(私の場合は「kirayan」)を開く

DAZ StudioのWINE環境下の「FaceTransfer2」フォルダーを開き顔写真をコピー

FaceTransfer2フォルダーをファイルマネージャーにブックマーク

FaceTransfer2」フォルダーを選択し、ファイルマネージャー画面のトップ中央にあるスリードットメニューから「ブックマークに追加」をクリック。

ファイルマネージャーの左メニューの「ブックマーク」から「Pictures」を選択すると「FaceTransfer2」フォルダーが表示される

ファイルマネージャーの左メニュー下の「ブックマーク」に登録された「Pictures」をクリックすると「FaceTransfer2」フォルダーが表示されます。

FaceTransfer2フォルダーを開き、顔写真画像を確認

FaceTransfer2」フォルダーを開き、顔写真画像が含まれていることを確認します。

Face Transfer 2を試す

ベースモデルを用意

DAZ Studioを起動し、デジタル美少女向けベースモデルをシーンに読み込む

DAZ Studioを起動し、デジタル美少女向けベースモデルをシーンに読み込みます。

クローズアップ用カメラを用意

ベースモデルの顔をクローズアップするためのカメラを追加

DAZ Studioのトップメニュー右下にあるツールバーの左端のカメラアイコン(Create a new Camera)をクリック。

新しいカメラのダイアログが表示されるので「Accept」をクリック

追加する新しいカメラのダイアログが表示されるので「Accept」をクリック

「Cameras」タブの「Camera」メニューをクリックし「Focal Length(mm)」(焦点距離)を 100mmに設定

★ 私の場合は、「Cameras」垂直タブの「Camera」メニューをクリックし「Focal Length(mm)」(焦点距離)を 100mm に設定しています。(やや望遠側にセットすることで、顔の歪みを減らす)

シーン右上のビューメニューから「Camera」を選択

シーン右上のビューメニューから「Camera」を選択し、ビュー画面に顔のクローズアップを表示します。

シーンの右上にあるカメラ操作アイコンのマウスドラッグで顔のズームアップを表示

シーン右上にあるカメラ操作アイコンをマウスドラッグし、顔をクローズアップにします。

★ マウスホイールの回転で拡大縮小(ズーム)が可能です。DAZ Studioで使える各種ショートカットは、以下の記事などを参考にしてください。

[daz初心者]らくらく操作、ここから覚えるショートカット他 [完全無料] >>> ds.gatagata.net サイトへ

顔写真画像を読み込む

「Face Transfer」垂直タブの「Generate Face」タブの「Source Image:」メニューから「Browse」をクリック

Face Transfer」垂直タブの「Generate Face」タブの「Source Image:」メニューから「Browse…」を選択します。

「FaceTransfer2」フォルダーから顔写真画像ファイルを選択し「開く」をクリック

FaceTransfer2」フォルダーから顔写真画像ファイルを選択し「開く」をクリック。

「Figure:」の「Base:」を「Genesis 9」に設定し「Gender」は「Female」のままで「Generate」ボタンをクリック

3Dキャラクターを生成する

Figure:」の「Base:」を「Genesis 9」に設定(「Auto」のままでも可能)し、「Gender」は「Female」のままで「Generate」ボタンをクリックします。

★ 「Genesis 9」を選ぶ(「Auto」でGenesis 9と自動認識される)と、Face Transfer 2で3Dキャラクターが生成されます。「Genesis 8」の場合はFace Transferなので 2 と比較すると機能・性能が低いですが・・・
DAZ on AI|DAZ Face Transfer無料お試し版を試す – DAZ.AI 実験室 >>> note サイトへ

プログレスが表示される

プログレスが表示されるので、しばらく待ちます。

Face Transfer 2で3Dキャラクターを生成後

Face Transfer 2による3Dキャラクターが生成されます。

顔の形状と身体全体のテクスチャー(肌の質感)が生成されますが、無料お試し版の場合は、額にDAZ3Dのロゴが表示されます。

Save」ボタンをクリックすると、額のロゴが消え生成データを保存できますが、Saveする前に課題への対応を行います。

★ 無料お試し版では「Save」は3回しか使えないので、継続して使う場合は以下の記事を参考にして、有料版を購入後、シリアルナンバーを登録してライセンス認証を行ってください。
DAZ on AI|Face Transfer 2を購入しライセンス認証する – DAZ.AI 実験室 >>> note サイトへ

課題への対応

目にかかる髪を消す

イメージエディター(私の場合は、オンライン画像エディター「Pixlr Express」)で目にかかる髪を消去します。

Pixlr Expressを開く

Pixlr Express」を開き、「+ 画像を開く」をクリックし、編集する顔写真画像を開きます。

顔写真画像を開く

200%に拡大

画面下中央の拡大率を 200% に設定し、右と下のスクロールバーで顔が中央になるように表示します。

左ツールバーから「AIツール」をクリック

左ツールバーから「AIツール」をクリック。

「オブジェクト削除」をクリック

オブジェクト削除」をクリック。

左の細い髪の周囲をマウスドラッグで囲み自動削除

左の細い髪の周囲をマウスドラッグで囲みマウスボタンを離すと、背景に合わせて自動削除されます。

目の鼻側にかかっている細い髪の周囲を、眉の上下に分けてマウスドラッグで囲みマウスボタンを離すと、背景に合わせて自動削除

目の鼻側にかかっている細い髪の周囲を、眉の上下に分けてマウスドラッグで囲みマウスボタンを離すと、背景に合わせて自動削除されます。(今回は細かい髪の編集は省略)

拡大率を100%に戻す

画面下中央の拡大率を 100% に戻します。

左ツールバーから「切り抜き」をクリック

左ツールバーから「切り抜き」をクリック。

「アスペクトを選択」で「1:1(正方形)」を選択し、切り抜く枠をマウスドラッグで移動し、「保存」をクリック

アスペクトを選択」をオンにしプリセットの「1:1(正方形)」を選択し、切り抜く枠を顔写真画像に合わせてマウスドラッグで移動・拡大縮小し、「適用」をクリック。

右下の「保存」をクリック

右下の「保存」をクリックし、JPG画質を 100% に変更し「FaceTransfer2」フォルダーに保存します。

首が短くなるのを改善する

デジタル美少女向けにGenesis 9ベースモデルの身体パラメーターを以下の記事で紹介したように変更しましたが、首の長さと頭部サイズを変更するとFace Transfer 2では逆効果なので、元に戻して3Dキャラクターを生成後に、作品用モデルを制作する過程で調整します。

ベースモデルを開き直す

デジタル美少女向けベースモデルをシーンに読み込み直します。(先程のシーンは保存しない)

「Proportion Neck Length」を100%に戻す

Proportion Neck Length」を 0% に戻します。

「Neck1」を100%に戻す

Neck1」を 100% に戻します。

「Neck2」を100%に戻す

Neck2」も 100% に戻します。

「Proportional Head Size」を0%に戻す

Proportional Head Size」を 0% に戻します。

この状態でシーンを保存しておきます。

「G9F-Base-2」としてベースモデルを保存

3Dキャラクターを生成し直す

編集後の顔写真画像を読み込む

編集後の顔写真画像を読み込みます。

「Generate」ボタンをクリック

Generate」ボタンをクリックし、Face Transfer 2で3Dキャラクターを生成し直します。

「Save」をクリック

Save」をクリックし、生成されたデータを保存します。

「Base Directory:」を「.../My Library」に切り替える

Base Directory:」を「…/My Library」に切り替えて、データの保存先を「…/My Directory」に集約し、データのポータビリティーを高めます。

「Shape > Label:」に任意の名前を入力し「Accept」をクリック

Shape > Label:」に任意の名前を入力し「Accept」をクリック

「Content Library」タブの「Scene Subset > Face Transfer」をクリックすると生成されたデータを表示

Content Library」垂直タブの「Scene Subset > Face Transfer」をクリックすると、Face Transfer 2で生成されたデータが表示されます

シーンを保存

任意の名前でシーンを保存しておきます。

Irayレンダリングプレビュー

元の顔写真画像に近いカメラアングルとライティングを意識したIrayレンダリングプレビューですが・・・

まとめ

DAZ Studioに標準搭載されている「Face Transfer 2」を使い、顔写真1枚からGenesis 9ベースモデルを好みの3Dキャラクターに変身させる方法を紹介しています。

次回以降では、実際のデジタル美少女作品づくりに用いるモデルの制作方法などを順次紹介したいと思います。

関連リンク

DAZ on AI|Face Transfer 2を購入しライセンス認証する – DAZ.AI 実験室 >>> note サイトへ

DAZ on AI|DAZ Face Transfer無料お試し版を試す – DAZ.AI 実験室 >>> note サイトへ

Tensor ArtとFace Transfer 2でDAZ G9キャラを複数生成し合成してみる >>> note サイトへ

きらやん

25年前からDAZ StudioやFaceGen Artistなどを使った3DCG美少女モデルの作品づくりを趣味で楽しんでいます。最近は生成AIを用いた作品づくりに挑戦中。

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